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体験はQuest 3と同等!Meta Quest 3SのデモイベントでガンダムのVR動画などを体験

従来のハイエンド機とそん色ない体験を得られた

 本イベントでは実際にMeta Quest 3Sでコンテンツの体験も行なった。まず最初に体験したのは、10月4日にMeta Questストアにて発売されたVR映画『機動戦士ガンダム : 銀灰の幻影』。

 本作は映像コンテンツとしてしっかりとしたストーリーが展開する。3Dで描かれたノーマルスーツを着用したキャラクター、360度で描かれた戦艦の中、広大な宇宙空間に迫力のモビルスーツ戦と、目の前に広がる映像はまさに圧巻だ。

 機動戦士ガンダムのVR作品というと、かつてVR施設のVR ZONEにて『戦場の絆 VR PROTOTYPE Ver.』が体験できた。大型筐体に乗っての身体全体で体感できるリアルさは戦場の絆 VRの方が勝るが、宅内で気軽に機動戦士ガンダムの世界に飛び込めるという点では、『機動戦士ガンダム : 銀灰の幻影』は魅力的だ。

袖付きの艦内がリアルに描かれている
ガンダムでよく見る戦艦の通路も360度で視聴できる
ジェガンなど、お馴染みのMSも登場
デルタプラスの改修機であるデルタザインがカッチョイイ~

©創通・サンライズ

 スペック上はMeta Quest 3の方が解像度は上だが、見比べてみないと分からないほどで、初めてみた本コンテンツでは、解像度の粗さなどは感じなかった。視界に広く空間が収まるように作られているためか、若干キャラクターの等身が小さく見えるが、気になった点はそれぐらい。

 機動戦士ガンダムファンで、『機動戦士ガンダム : 銀灰の幻影』がどうしても見たい、という人にはQuest 3よりも安価になったQuest 3Sは、まさに魅力的な選択肢だろう。

 ほかにYouTube VRにて、2D映像や360度の8K映像も視聴。膨大なVR映像を従来のVRヘッドセットと同じように楽しめた。筆者もなかなかに行けない地方の花火大会やお祭りなど、一部VR映像がYouTubeに公開されているものを過去にMeta Questで楽しんでだので、Meta Quest 3Sの購入を検討している人は、そうした映像も楽しんでみることをオススメしたい。

時間の関係上、2Dマルチタスクコンテンツと、他2つのコンテンツを選んで体験できた
YouTubeに上がっている360度動画も視聴できる

 ゲームもいくつか体験できるものがあったが、筆者はスクウェア・エニックスから11月1日にMeta Questストアにて発売する予定の『トライアングルストラテジー』を体験。本作は同名のタクティクスRPGのVR版。

 クエスト選択画面のマップは、俯瞰で見えてコントローラーで動かして、近づいたりして楽しめ、ストーリーはスクリーンで視聴できる。そして、戦闘では戦場がジオラマのように俯瞰で3Dで視聴でき、キャラクターはその上に2Dで表示される、2.5Dのような形で表現されていた。

アドベンチャーパートはスクリーンで視聴できる
バトルは俯瞰視点で楽しめる。フィールドは拡大・回転など、自由に動かせられる

© SQUARE ENIX

 一言で言うと、飛び出す絵本のような雰囲気だ。筆者は『トライアングルストラテジー』を一般版でプレイしているが、VRで見ると周りの映像が見えなくなるので、没入感はより高くなる。また、リアルに下を向いて俯瞰でマップを確認できるので、また違った趣でゲームが楽しめて愉快な体験だった。

 この秋登場予定の複数人で体験できるロケーションMRゲーム『SPATIAL OPS』というゲームも体験。本ゲームは外部のリアルな映像の上に仮想の壁や武器が現れ、その武器を掴んでプレイヤーと撃ち合う。

 武器はショットガン、ハンドガン、アサルトライフル、手りゅう弾、ロケットランチャーなどがある。シールドや体力を回復するポットも出現し、防御や体力の回復もできる。ハンドガンは威力が低いため、何発も当てる必要があるが、アサルトライフルは連射で一気に体力が削れるし、ロケットランチャーも1発しかないが、1撃で敵を倒せる。

 ショットガンはポンプアクションでリロードし、一発ずつしか撃てない。ハンドガンは上下に振るとリロード、アサルトライフルも横に振るとリロードできる。ただし、リロードには時間がかかるので、弾切れしたら新しい銃を拾って撃った方が早い気も……。

 実際に新しい銃を拾いまくって、撃っていたらいち早くゲームルール規定の1500ポイント以上を稼いで勝利した。映像を視聴するコンテンツよりは、そこそこ広い部屋が必要ではあると思うが、実際の部屋の映像が見えていて、それに合わせてゲーム上の壁や武器が表示されるので、日本の狭い家でもそこそこ楽しめるように感じた。

 表示されたCGもはっきりと視認でき、プレイフィールも快適。周囲の映像も一緒に揺れ動く完全VRのゲームよりも酔いも少ないだろう。こうした、外の映像が見えたうえで楽しめるMRコンテンツが、手軽な価格で楽しめるのもMeta Quest 3Sの利点だ。

 同社は質疑応答の際も、Quest 3にあった深度センサーが省かれた点も指摘されたが、センサーコストを省きながら、マシンラーニングなどを活用することで、Quest 3とまったく同じ体験ができるよう調整しているとアピール。

 競合他社製品は20万円以上のハイエンド路線の製品を出している中、5万円以下と高コスパでハイエンドVRヘッドセットと、見比べないと分からないくらいそん色ない映像が楽しめるMeta Quest 3Sは、間違いなくコスパの面では最良と言える製品だろう。気になるコンテンツがある人は、購入を検討してみてはいかがだろうか。

Quest 3Sの化粧箱の雰囲気はQuest 3に似通っている
コントローラーの充電台や、ゴム製のフェイスクッション、ケースなどアクセサリー類も展示されていた

●関連サイト

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