マイスターが組み立てたカスタムPCも展示!
その後、インテルブースに展示されているカスタムPCの話に。インテルブースには今回登壇したTOPマイスターが、この日のために作ったカスタムPCが展示されていることが明かされた。
市川氏と川村氏が組んだPCは、インテルブース内のゲーミング環境を構築したパーソナルエリアに、そして原口氏と中島氏が作ったPCはステージ左横にあるカスタムPCマザーボードエリアに置かれている。










そのPCをそれぞれ見て、コダワリを聞かれた。ASUSはCPU以外ほぼ全てのパーツを販売しているため、それらのパーツを全部使って、ASUS一色のPCを組み上げていた。
マザーボードはASUUが自作PCの新機軸として提供するBTF(btf-hidden-connector-design)対応の製品を採用。BTFとはコネクターをマザーボードの裏側に隠すことで、従来よりもすっきりとしたケーブルマネージメントを可能とするシリーズ。
さらに本格水冷にし、中に入れるクーラント液やホースもすべてインテル社のコーポレートカラーに合わせた青に染めるコダワリの1台とのこと。


GIGABYTEの川村氏は、ゲームを快適にプレイできるよう、CPUにCore i7-14700K、ビデオカードが「AORUS GeForce RTX 4080 SUPER MASTER 16G」、SSDが2TBと高性能になっている。
また、GIGABYTEパーツのLEDを一括管理できる「RGB Fusion」にて、インテルのコーポレートカラーの青いライティングで統一したという。ライティングはレインボーや点滅パターンなども変えられるが、色を統一するなどもできるため、そうした作例として見て欲しいという。

ASRockの原口有司氏は、市販品を使うだけでなくケースの塗装とかをするのもカスタムPCの楽しみ方とコメント。天面の塗装は、突如ModPC界に登場した塗装の魔術師と呼ばれる某氏が、一番インテルに合った色を自分で調合して塗装して貰ったワンオフの1台になっているという。
また、なかには小型の液晶が2枚入っていて、Intel Arcを上手く使い、インテルのCMが流れるなどのデザイン面にコダワッタPCとなっている。

MSIの中島氏はASUSのBTFと同じようなマザーボードの裏側で配線が可能なMSIの規格PROJECT ZEROシリーズのマザーボードを採用。そしてケースは最近増加している左側面とフロントが透明ガラスで、その間の柱がないピラーレスケースを使用している。そのため、デスクの右前に置くと映えると語った。

次に上野氏から中島氏にカスタムPCはパフォーマンスとデザインは両立できますか?という質問が飛び、中島氏はPCパーツの種類はとても多く、中にはパフォーマンスだけでなくデザイン面にもコダワッタパーツはあるとコメント。
ゲーミングらしい光るPCを作るだけでなく、シックな黒一色に染めるなど、自分好みにコダワレルのもカスタムPCの魅力と語った。
そして、最後に登壇した4人のTOPマイスターは、カスタムPCについて以下のように語った。
「僕ら4人いますが、4人いれば4人なりのやり方がある。ある程度組み立て順などセオリーはあるものの、それ以外は何しても自由。安全に起動すればオールOKなので、その楽しさを広められたらと思う」(ASUS 市川氏)
「豊洲でお子さん向けにPCを紹介するイベントがあったが、割と女の子方が多かった。それが非情に印象的だったので、まだまだカスタムPCの世界は広がるなと思った」(GIGABYTE 川村氏)
「ここまでの1年間、イベントを通じてカスタムPCは知っているが、まだ触ったことがないという人がまだまだ多いと感じた。そのため、カスタムPCは知ってるではなくて、やったことがあるに変えていくのが、我々の使命かなと思っている。1%でも興味がある人に、やってもらってより深いところまで沈んで貰えれば嬉しい」(ASRock 原口氏)
「この1年イベントで会った人は、これまでパーツを触ったことがない、という人がほとんどで、カスタムPCにハードルを感じている。ただ、カスタムPCは0から作るだけでなく、すでに組み立てられたPCを購入して、パーツを交換するだけでもカスタムPCなので、そうしたことを伝えたい」(MSI 中島氏)
そしてインテルの上野氏は、TOPマイスターが4人そろってくれたことに感謝をし、今回のトークセッションを通じてカスタムPCを組んでみたい、新しいPCを買ってみたいと思って貰えればと伝えた。そのうえで、今後もイベントではカスタムPCに疑問があった時に、相談できる相手がいるというのが一番良いと思うので、こういったイベントを活用して貰いたい、と語った。
インテルPCマイスター認定は、まだ開始されてから1年ほどだが、これまでも何度も実施されている。これからも定期的に行なわれるので、カスタムPCに興味持った人、自分の実力を試してみたい人は、ぜひ挑戦してみてはどうだろうか。
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