高所への移動や変身システムなど、便利すぎるアクションも魅力!
筆者がスローン・アンド・リバティを試遊して気になったのは、非戦闘時のアクション要素。その例が「チェーン」と呼ばれるシステムだ。
崖の上にある城に行きたいけれど、徒歩で移動するのが面倒……。素早く高所に移動したいときに役立つのがチェーンである。
チェーンの使い方は、高所の縁についているフックのマークに対してアクションボタンを押すだけ。チェーンを使えば無駄な移動時間を短縮できるので、広大なフィールドを探索する際は便利だった。


もうひとつは、本作独自の変身システムだ。星の欠片の力により、主人公はさまざまな「ワイルドモーフ(動物)」に変身できる。動物に変身できるのは正直意外だったが、いざ変身してみたら驚きしかなかった。なぜなら、動物に変身すると移動速度が劇的に増すからだ。

ダッシュ移動、水泳、飛行のアクションで変身キー(Shiftキー)を押すと、それぞれのアクションに特化した動物に変身できる。ダッシュ移動なら犬、水泳ならカワウソ、飛行なら鳥といった感じだ。

変身できる動物は陸・海・空の3種類だが、条件を達成すれば動物のバリエーションを変更できるようになる。各動物には移動時のバフ効果が付与されているのも興味深い。



アクション要素もあるが、これらはあくまでも非戦闘時に限られている。MMORPGのフィールドは基本的に広く作られており、移動手段(馬や鳥など)が重要になる。だがMMORPGによっては、移動手段が手に入るまで徒歩を強いられることもしばしば。
その点、本作は主人公自身が動物に変身できるのが最大のメリット。快適な移動手段を習得した状態で本作をプレイできる点は、個人的にうれしく感じた。チェーンも変身システムも、フィールドの探索でかなり役立つ優れものだった。
ソロで遊んだら時間が溶けまくった…… 10月2日のリリースが待ち遠しいMMORPG!
本当は対人戦やギルド戦、大規模イベントにも参加したかったのだが、筆者側の都合により、今回はソロプレイ中心で試遊を行った。
最初はソロで遊んでも大丈夫なのかと不安だった。そんな不安を抱きながらスローン・アンド・リバティをプレイしてみた結果、「ソロでも遊べる」ことが判明した。ゲーム内のコンテンツがあまりに面白くて、5時間以上ぶっ続けで本作をプレイしたものだ。時間泥棒ゲームと言ってもおかしくはないだろう。

ソロでも問題なく遊べる理由は、クエストの種類が豊富だから。ストーリークエストはもちろんのこと、依頼クエストや定期的に開催されるイベントクエストなど、さまざまな遊びが用意されている。クエストをがんがんこなせば時間があっという間に溶けてしまうこと請け合いだ。
もちろんソロだけでなく、友達を誘ってマルチプレイに興じるのも悪くない。大規模イベントやギルド戦に参戦し、MMORPGならではの大合戦を堪能してみてほしい。

スローン・アンド・リバティを試遊を終えたあと、「もし正式リリースされたらやめ時がわからなくなるのでは……」と少々不安になった筆者である。そんなス本作の唯一の欠点は、面白すぎてやめ時がわからなくないことかもしれない。10月2日に本作がリリースされたら徹夜にご注意を……。
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