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FF16のfpsが2倍、原神も60fpsを突破!フレームレートが簡単に向上するAFMF 2プレビュー版の試用レポ

フレームレートは2倍以上!FF16は確かな効果あり

 ついにPC版が発売された『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)でも試してみた。ファイナルファンタジーXVIでは、解像度が1920×1080ドットのフルHD、画質品質を「ウルトラ」、AMD FSR 3を有効にし、フレームレートを計測した。

『ファイナルファンタジーXVI』の設定
『ファイナルファンタジーXVI』の計測結果

 ファイナルファンタジーXVIの効果はかなり絶大だ。AFMFオフ時では平均107.8fpsだったところ、AFMF 1で198.6fps、AFMF 2だと223.5fpsと200fpsを超え、AFMFを使わない時よりも2倍以上になっている。

 ファイナルファンタジーXVIは、AFMF 2を有効にしても特に違和感なく動作し、快適に操作できていた。ジャスト回避やジャストガードといったタイミングに依存する機能もあるので、AFMFをオフにした時とズレを感じたらAFMFを使わない方が良いだろうが、筆者は特に問題なく行なえたので、遅延もAFMF 1よりも少なく、それなりに実用的だと思った。

© SQUARE ENIX

 フレームレートに関しては、明らかに2倍速くなった、と思うほどではなかったが、やや剣の振りが滑らかになっていると思える違いはあった。FSRやRSRと一緒に使用して、よりゲームを滑らかに快適にプレイできるようにする効果は、そこそこあるといった感じだ。

鉄拳8は明らかに倍速化!?ゲーム性すら変わる?

 最後に、ちょっとジャンルの違うゲームとして格闘ゲームの『鉄拳8』を取り上げてみたい。解像度は1920×1080ドットのフルHDに、画質は「最高」、AMF FSR 2はQUALITYに設定し、平均フレームレートを計測してみた。

『鉄拳8』の設定
『鉄拳8』の計測結果

 結果は上記のとおりで、60fps固定の『鉄拳8』のフレームレートが原神と同じく、AFMF 2では約2倍に上がっている。そして、映像を見ても明らかに他のジャンルのゲームと異なり、動きが高速化しているように見える。

 以下、60fpsまでしか表示できないYouTubeにアップした動画では分かり辛いが、操作していても明らかに技の出が早く、コントローラーから伝わる振動も心なしか速くなっている気もする。動画では蹴りの動作が最も分かり易いと思うが、AFMF 2有効の方がやや滑らかに放たれているが分かる。

©Bandai Namco Entertainment Inc.

 格闘ゲームは一部を除き、60フレームを基本として動作する。プレイヤーは1フレーム単位で戦術を練っているので、フレームの遅延はゲームプレイの快適度に直結する。

 格闘ゲームでは、フレームレートが計測できるソフトウェアで60fpsと表示されていても、リフレッシュレートがより高速なディスプレイでは、1フレームが表示される時間が低減され、技のヒット確認が早くなる、といった話もあるが、今回のようにフレームレートが倍速化していると、ゲーム性までもが変わっているように思える。

 筆者は格闘ゲームはアーケードをプレイして満足するようなカジュアル勢なので、これが上級者同士のプレイヤーの戦いにどう影響するかは分からないが、さすがにゲーム性が変わってくるので、ソロモード以外では使わない方が良いと感じた。

 ただ、あくまで実験的に使ってみたら、面白い結果となったとだけ伝えておきたい。

プレビュー版は相性もあるが確かな効果も実感!正式版に期待

 以上で簡単ではあるが、AMD Softwareプレビュー版ドライバーによるAFMF 2の検証を終わりたい。黒神話:悟空やStarfieldのように、最適化不足のためかAFMF 2を有効にすると逆にフレームレートが落ちるゲームもある。

 しかしながら、他の複数のゲームはAFMF 1よりもフレームレートがより向上し、確かな進化を感じる。今回はフレーム生成の遅延の比較までは行なっていないが、正式に対応した際にAFMF 1よりも遅延が軽減されているならば、よりいろんなゲームで実用的に使える期待感もある。

 ただし、今回グラフでは示していないが、AFMFオフ時に60fpsを下回った状態で、AFMFを有効にしても、画面のブレが生じてゲームプレイ中に酔ってしまうようなこともあった。そのため、AFMFはあくまで60fpsとそこそこ快適に動作しているゲームのフレームレートを引き上げて、映像をさらに滑らかにする機能と考えた方が良いだろう。

 また、元々高解像度でPCゲームを快適に動作できる高価でハイエンドなビデオカードで使うのではなく、今回検証で使用したRadeon RX 7600 XTのようなコスパの高い、比較的安価なビデオカードでフレームレートをより引き上げるのが、最も効果的だろう。

 さらに、AFMF 2はRadeon RX 6000シリーズなどでも利用できるが、今回の原神のように仮想フルスクリーンのゲームでAFMF 2を使いたい場合は、最新のRadeon RX 7000シリーズおよびRadeon 700Mシリーズが必要になる。そのため、新しくビデオカードの購入を検討している人で、AFMF 2を使って仮想フルスクリーンのゲームのフレームレートを引き上げたい場合は、最新のRadeon RX 7000シリーズを選んでおきたい。

 AFMF 2が正式対応したドライバーの配信時期は未定だが、近いうちに公開されると思われるので期待して待ちたい。

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