文●馬波レイ 編集●ハッチ
日本玩具協会が主催する、国内最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー」が、2024年8月29日~9月1日 幕張メッセにて開催となった(29~30日はビジネス関係者向けバイヤーズデー、31~9月1日はパブリックデー)。
これから発売される玩具が多数展示された中から、ビデオゲームと関連のありそうな商品、あるいは電子ガジェット的なアイテム、本サイト読者にも刺さりそうな玩具をピックアップして紹介していきたい。

●バンダイ / BANDAI SPIRITS
小さい頃には一度は触れたことがあるだろう玩具メーカーバンダイと、ガンプラや一番くじなどハイターゲットの商品を展開するBANDAI SPIRITS。大手メーカーならではの巨大ブースでは、変身ヒーローから知育玩具、ぬいぐるみにヨーヨーなどと幅広すぎるラインナップが展示されている。
・ドラゴンボール スーパーダイバーズ
ゲームセンターやショッピングセンターなどで2024年に稼働予定のデジタルカードゲーム「ドラゴンボール スーパーダイバーズ」(1プレイ100円)。最大8枚のカードを画面上に置いて対戦を楽しむ。プレイヤーを囲むように配置された3画面+タッチパネルという4画面という贅沢な筐体で大迫力のバトルが楽しめる。
現在全国各地でロケーションテストツアーを実施中。詳しくは公式サイト(https://www.dbsdv.com/)をチェックしよう。


©バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
©バード・スタジオ/集英社
©「2022 ドラゴンボール超」製作委員会
©BANDAI
・ちいかわフォン
8月3日に発売されたばかりのスマホ型玩具(1万3750円)。人気の「ちいかわ」のキャラクターたちのお世話遊びといった、57種類のアプリを収録。上部の“みみアクセ”を付け替えることで、ちいかわ・ハチワレ・うさぎにキャラクターが切り替わるのが、どうにもかわいすぎる! 写真や動画撮影・編集といった機能もあり、子供でなくても楽しめそう。

©nagano / chiikawa committee
●ルービックキューブロボ(メガハウス)
・超合金 ルービックキューブ
元祖合金トイ・超合金と、長年親しまれてきたハンディパズル・ルービックキューブ。共に50周年を迎えた両商品によるオドロキのコラボ(2024年10月発売。9900円)。パズルのピースはすべて合金製なため、手にズシリとくる重さ。ルービックキューブとしての遊びはないものの、ピースを引っ張ったり起こしたりしながらのロボットへの変形は、十分にパズル的で楽しい。


© 2024. TM & © Spin Master Toys UK Limited. Used under license.
・PROPLICA ゼルダの伝説 マスターソード
「ゼルダの伝説」に登場するマスターソードを、全長約105cmにもなるビッグサイズで立体化(9月21日発売。2万2000円)。精密な造形に加えて、手元にあるボタンでゲーム中の楽曲やSEを鳴らすことができるので、リンクになりきって楽しむことができる。ディスプレイスタンドと鞘が付属。


© Nintendo
・おうちでワイワイ ワニワニパニック

ワニワニパニック™&(C)Bandai Namco Entertainment Inc. (C)Bandai Namco Amusement Inc.

© COGNOSPHERE.All Rights Reserved.

©BANDAI ® & © 2024 BANDAI


©AIKATSU ACADEMY
●タカラトミー / タカラトミーアーツ
創立100周年を迎え、シンカリオンやベイブレード、プラレールにリカちゃんなど多数の人気IPを持つタカラトミー。そしてその子会社でカプセルトイやキッズ向けアーケードマシンなどを手掛けるタカラトミーアーツ。ショー初日にはタカラトミーが、ディズニー初のTCG「Disney Lorcana(ロルカナ)」の国内販売を担当するとの発表が話題を呼んだ。
・ひみつのアイプリ / アイプリバース
アニメと連動して展開する女児向けトレーディングカードゲーム「ひみつのアイプリ」と、自分だけのマイキャラでアイプリの世界が楽しめる育成ゲーム「アイプリバース」(共に1プレイ100円)。


プリパラシリーズで最大級のヒット作として稼働中の本作は、10月3日スタート予定の“ひみつのアイプリ4だん”と“アイプリバース4だん”にて、セガの「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とコラボレーションを実施。2004年にリリースされ一大ブームを起こした元祖女子向けカードゲーム“ラブベリ”とのコラボは、大きいお友達的にも注目を集めそうだ。




© TーARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会
Ⓒ T-ARTS / syn SophiaⒸ T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会Ⓒ TOMYⒸ T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PSプロジェクト
・ポケモン フレンダ
2つの画面が合体するギミックが特徴で、バトルして捕まえたポケモンを“フレンダピック”としてゲットできる「ポケモン フレンダ」(1プレ100円)。9月12日から順次稼働予定の“だい2だん”では、ルギアやホウオウといった人気のでんせつポケモンが登場する。


© Nintendo
・ポケモン ピカッとアカデミー ポケモンゲットパソコンEX(エクストリーム)
ノートパソコン型の知育学習トイ。トイとはいえ、キーボードやマウスを備えて、実際のPCと同様に動作をする本格的な構成。学びながらポケモンをゲットできる遊び意外にも、小学館「はじめての国語辞典」を収録。画像つきでわかりやすく意味や使い方を学べる。2万4200円で9月28日発売予定。



© Nintendo
●セガ フェイブ
かつてはセガ トイズの名称であった同社。今回の目である「ePICO」や、キッズ向けながら本格的なスマホやデジカメ体験ができる「LinkLink」シリーズなど、電子デバイスを全面に押し出した展示が目を引いた。
・ePICO たいけん100エディション
名前を見てピンときた人はセガ通。大ヒット商品「キッズコンピュータ・PICO(ピコ)」の名前を受け継ぐ商品で、たくさんの体験知育が楽しめる。10月10日発売予定。3万800円。

テレビとつなぐ本体に加えて、手で持って操作する「eペン」、足で踏んで操作する「eマット」と、全身を動かす直感的な入力デバイスがセットになっているのが特徴。


遊びながらの“体験”をテーマにしているだけに、製品版に収録されるのは魚釣り、田植え、消防士、アイドルといった100種類を収録。会場では、その中から10種類を体験することができた。


セットする絵本を変えることで、さまざまなコンテツが楽しめるのは元祖PICOと同じ。会場では人気IPの別売絵本の展示もされていた。また、親御さんのスマートフォンと連動させることで、子供の可能性を知れる「夢中レポ」が届く機能もある。
©SEGA FAVE 2024
・LinkLink
“もっと、じゆうに。もっと、つながる。”をテーマにしたキッズテックブランドが「LinkLink」。スマホ型デバイスの「meスマホ+」、静止画や動画撮影が楽しめる「バズゅCam」の従来のラインナップに加えて、絵文字でのコミュニケーションが楽しめる小型デバイス「emojam」が新商品として公開された(2024年冬季発売予定。7150円)。



©SEGA FAVE,©SEGA
・PlayAR
専用アプリを使うことで、スマホやタブレットで撮影したフィギュアなどにエフェクトや効果音が追加される「Play AR」。会場では、コミックやアニメで人気の「怪獣8号」のフィギュアを使った実演デモを見ることができた。


ほかにも、「サンリオキャラクターズパソコン」や「カードできせかえ!すみっコぐらしPhone」といったキッズ向けの電子デバイスが展示されていて、アーケードゲーム制作も行う同社らしさを感じさせた。
©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社
●イチネン製作所
遊技機の部品やガス検知器・ヒーター製造などを製造するイチネン製作所は、お風呂やサウナで使える電子デバイスを展示した。




●メガハウス
バンダイグループのメガハウスは、登場から50周年を迎え多種多様なラインナップとなったルービックキューブを展示。フリッパーでボールを弾いて相手のゴールにシュートする対戦型アナログゲーム「アメリカンバトルドーム」は、商談に来たはずの大人でもついつい夢中に!


Battle Dome and associated trademarks designated by ® are trademarks of Anjar Co . LLC. (C) 1995, 2024, Licensed by Anjar Co. LLC
●サイバーエージェント
インターネット広告事業で知られるサイバーエージェントもブースを出展。少し意外に思うかもしれないが、もともとキャラクターグッズ製造を手掛けていたeStreamが事業再編によって同社内のいち部門となったという経緯がある。大ヒット商品「VTuberチップス」など、人気コンテンツを用いた商品が多数展示されている。


8月31日~9月1日のパブリックデーでは一般参加も可能。目の前に並んだ多数の玩具は、子供でなくともテンションが上がるはず。もちろんお子さん連れで楽しむのもアリなので、天候に気をつけながら会場まで足を運んでみてはいかがだろうか。
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