お知らせ内容をここに入力してください。リンクも貼れます

『黒神話:悟空』もWQHDで遊べる!?小型ゲーミングPC 「AtomMan G7 Pt」の実力とは

2つの動作モードのパフォーマンスをチェック

 「AtomMan G7 Pt」のパフォーマンスを、基本のベンチマークソフトウェアで確認していこう。Minisforumは独自の総合ユーティリティなどを用意していないが、「AtomMan G7 Pt」は、前面ボタンで「バランスモード(デフォルト)」と、「パフォーマンスモード」を切り替え可能になっている。

 バランスモードは、CPU PPT(Package Power Target)が65W。パフォーマンスモードでCPU PPT85Wで動作。dGPUは両モードともに、GPU PPT Limitは長期(Sustained)が130W、短期が156Wになっていた。

16コア/32スレッドCPUのRyzen 9 7945HX。動作クロックは最大5.4GHz
モバイル向けミドルレンジGPUのRadeon RX 7600M XTを搭載する
切り替えスイッチ上のLEDの色でモードを確認できる。バランスモードはブルー、パフォーマンスモードはレッドで発光する
ゲーミングPCとあって、Radeon RX 7600M XTは、どちらの動作モードでも最大パフォーマンスを発揮するようになっている
評価機のストレージには、PCIe4.0×4 NVMe SSD 1TBのKingston 「OM8PGP41024Q-A0」が搭載されていた
アクセス速度はシーケンシャルリード4800MB/sec、同ライト3900MB/secを発揮。PCIe4.0 NVMe SSDとしては、エントリークラスだ

CPU処理能力はデスクトップ向けのRyzen 9 7900X超えに!

 まずは3DCG作成アプリ「Cinema 4D」のレンダリングエンジンを用いてCPUの処理能力を計測する定番ベンチマーク「CINEBENCH」を使用した。CINEBENCHの最新バージョンとなる「CINEBENCH 2024」に加え、計測データが豊富な「CINEBENCH R23」を実行した。

 「CINEBENCH 2024」のスコアをみてみると、CPU PPTが65Wのバランスモードでも、Multi Coreはデスクトップ向けCPUのRyzen 9 7900Xに肉迫する1537ptsを記録。85Wのパフォーマンスモードでは、1696ptssと、100pts以上引き離している。

 このスコアは、Zen 5アーキテクチャを採用した最新Ryzen CPUのRyzen 9 9900Xにも迫っている。「CINEBENCH R23」も傾向は同様で、CPUがフルロードされるようなクリエイティブな作業を余裕で行えるといえる。

 続いてはPC全体のパフォーマンスを確認できる総合ベンチマークソフトのUL Solutions「PCMark 10」を試した。

 モードでスコアに大きく違いはなく、総合スコアは9400~9500スコアと優秀だ。テストごとのスコアも、ビデオ会議などの日常使いに関する「Essentials」、オフィス処理の「Productivity」、写真や動画などのクリエイティブに関わる「Digital Content Creation」のいずれのテストでも10000スコア超えを記録している。PCMark 10が定める推奨スコアの2倍以上となっている。

Adobeアプリでの写真管理・編集もスムーズ

 「AtomMan G7 Pt」はゲーミングPCだが、写真の管理編集のパフォーマンスをもう少し深く確認だ。日常的に使っているひとも多いだろう「Adobe Photoshop」、「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスどうだろうか?実際にアプリケーションを使って性能を測る「UL Procyon」の「Photo Editing Benchmark」で確認したい。

 スコアはいずれも優秀のひと言で、おもにAdobe Photoshopを使い、CPUとGPUで処理される「Image Retouching」のスコアが8800前後。Adobe Lightroom Classicを使い、CPUで処理される「Batch Processing」が6000前後となった。小型PCとしては、文句なしのパフォーマンスと言えるだろう。

WQHD解像度をターゲットにプレイできる

 いよいよ「AtomMan G7 Pt」のゲーミングパフォーマンスをみていこう。まずは定番ベンチマークソフト「3DMark」の最新DirectX 12ベースベンチマークプリセット「Steel Nomad」と、軽量版となる「Steel Nomad Light」だ。

 4K解像度でテストされるほか、グラフィックス負荷も高い「Steel Nomad」は、ミドルレンジGPUでは厳しく、スコアは2000台、テスト中の平均フレームレートも20fps台だが、テスト解像度がWQHDで負荷も軽くなっている「Steel Nomad Light」ではスコアは大きくアップ。平均フレームレートも、スムーズなゲームプレイのラインとなる60fpsを超えていた。

 また、バランスとパフォーマンスモードのGPU PPTは同じになっているため、モードでのパフォーマンス差は、ほとんどみられなかった。

『ファイナルファンタジーXIV』はWQHDでも60fps以上で動作

 続けて、実ゲームのベンチマークではどうだろうか?定番ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」のスコアを確認しよう。解像度Full HD(1920×1080ドット)とWQHD(2560×1440ドット)、画質設定は「最高品質」、アップスケーリング無効でスコアを測定した。

 フレームレートが60fpsを下回ったときもアップスケーリングは行わない設定で測定すると、Full HDで「非常に快適」評価となる15000を超えを記録し、平均フレームレートも100fps超えと、快適にプレイを楽しめる結果を残している。

 4K解像度に次いで奇麗なグラフィックスでゲームを楽しめるWQHD解像度の評価は、2段階下がった「快適」になるが、平均フレームレートは60fpsを超えている。プレイヤー以外のエフェクトを切るなどのカスタマイズは必要になるが、十二分に楽しむことができる結果だ。

1 2 3

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次