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黒神話:悟空やMecha BREAKも動作可能!?超高性能な小型ゲーミングPC「ROG NUC 970」の実力とは

CPU性能は現行最高クラス!

  では、気になる性能もチェックしたい。まずは3DシーンをレンダリングしてCPU性能を計測する定番のCINEBENCH 2024のスコアを確認したい。検証時のファームウェアバージョンはOB.00.05で、GeForceのドライババージョンが560.81となっている。以下、計測はArmoury Crateで「Turbo」設定にして計測している。

 CINEBENCH 2024のマルチコアのスコアは、1041ptsとそこそこ高い。サイズがより大きく冷却に余裕があるからか、以前ライターの藤田忠氏にレビューして貰った同じCore Ultra 9 185Hを搭載する「NUC 14 Pro+」の892ptsよりも100以上スコアがアップしている。

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 また、ゲーム向けのデスクトップCPU「Ryzen 7 7800X3D」もマルチコアで1000にギリギリ満たない性能だったため、それよりも高い立派なスコアになっている。シングルコアも94ptsと100ptsには届かなかったものの、かなり高めだ。

 次にPCの総合性能を計測する定番の「PCMark 10」の結果をみていきたい。

 総合スコアは7461とそこそこ高いが、何故かPCMark 10ではCINEBENCH 2024では勝った「NUC 14 Pro+」にわずかに負けている。内訳を見ると、写真や動画などのクリエイティブに関わる「Digital Content Creation」では2000ほど勝っているが、ビデオ会議などの日常使いに関する「Essentials」、オフィス処理の「Productivity」で2000ほど負けている。

 メモリは容量が同じで、動作クロックに関しては勝っているため、メモリの影響ということは考え辛いので、これに関しては良く分からない。

 では、ストレージの性能はどうだろうか?搭載されているストレージ情報は「CrystalDiskInfo」で確認し、速度は定番の「DrystalDiskMark」で確認したい。

CrystalDiskInfoの結果
DrystalDiskMarkの測定結果

 ストレージはSAMSUNGの「MZVL21T0HDLU-00B07」で、公称シーケンシャルリード7000MB/s、シーケンシャルライトが5100MB/sの1TB SSDとなっている。

 ストレージの速度は、ほぼ公称どおりだが、若干シーケンシャルライトが低めに出ている。PCIe 4.0のSSDとしてはそれなりに速く、特にアプリやゲームの起動で遅く感じることはないだろう。

解像度WQHDでも快適なパフォーマンスを示した

 次にGPU性能を計測する定番ソフトの「3DMark」でいくつかのテストを実行した。

 DirectX 12対応で解像度WQHDのTime Spyは、スコア12000前後でGraphics test 1が73.19fpsとまずまず。「DirectX 12 Future Level 12_0」に対応するSteel Nomadは、解像度が3840×2160ドットの4Kと高いため、Grafics testが26.39fpsと低め。

 しかしながら、WQHDのSteel Nomad LightはスコアがTime Spyのように12000を超え、Graphics testが91.18fpsと高い。一方で、DirectX 12 Ultimate&レイトレーシング対応のSpeed Wayはスコアが2964、Graphics test 29.65fpsと低い。

 そのため、レイトレーシングを使うなら解像度と画質次第、レイトレーシングを使わないなら解像度がWQHDまでなら、快適にPCゲームが遊べるポテンシャルを秘めていると期待できる。

 今度は実ゲームベンチマークとして、軽めのゲーム用ベンチの定番『ドラゴンクエスト10』ベンチマークと、『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』(FF14)ベンチマークを使用した。

 『ドラゴンクエスト10』ベンチマークは、解像度が3840×2160ドットの4Kで、画質は「最高品質」。『FF14』ベンチマークは同じく解像度が3840×2160ドットで、画質は「最高品質」、いずれもフルスクリーンで計測している。

 『FF14』ベンチマークは、黄金のレガシーからアップスケーリングに対応しているため、DLSSを有効にしている。デフォルト設定では「60fpsを下回ったら適用」になっているが、「常に適用」でも計測してみた。

「60fpsを下回ったら適用」のスコア
「常に適用」のスコア

 『ドラゴンクエスト10』ベンチマークの結果は、スコアが21549と圧倒的で最高評価の「すごく快適」評価になっている。一方、『FF14』ベンチマークは、「60fpsを下回ったら適用」でスコアが9755、「常に適用」だと11009まで向上したが、それでも2番目評価の「とても快適」となった。

 これでも十分快適だが、より高リフレッシュレートのディスプレイを活かしたい人は、解像度や画質をやや落としてみると良いかもしれない。

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