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SoCが同じなら性能も同じ?Zenfone 11 UltraをROG Phone 8と比較!万能なハイエンドスマホの実力に迫る

ゲーム性能もROG Phone 8とほぼ同等!冷却クーラー分はやや劣る

 最後にいくつか実ゲームのフレームレートを比較して終わりたい。Zenfone 11 UltraとROG Phone 8 Pro/8は、「TOOLBOX-SCENE」という計測したいシーンでのみ測定できる計測アプリを使用しているが、ROG Phone 6とROG Phone 3はフレームレートがオーバーレイできなかったため「TakoStats」というゲーム起動時から計測するアプリを使用した。

 そのため、ROG Phone 6/3はシーンの切り替わりなどで急激に上がったり、下がったりするフレームレートも含まれているため、特定のシーンでの純粋な平均フレームレートとは言えないことろはあるので、あくまで参考値として考えて貰いたい。

 ちなみに、初代ROG Phoneに関しては、「TakoStats」も動作しなかったため、今回の計測からは除外としている。また、「TakoStats」は小数点第2以下まで計測するが、横並び比較に使用するため、小数点第2位は四捨五入して示している。

 まずは、最近新モード「制圧戦」が追加された『ヘブンバーンズレッド』(ヘブバン)で比較してみた。画質モードは「モバイル標準」、FPSモード「標準」で戦闘中のフレームレートを計測した。

『ヘブバン』の設定

©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key

 GPUベンチマークソフトの結果と異なり、ROG Phone 8 Proが少し頭1つ抜けた高いフレームレートを維持し、安定性をみせた。ヘブバンは現行のスマホゲームの中では、割とSoCの負荷が高く、長時間プレイしていると端末が熱を持ち、フレームレートが下がる傾向にある。

 そのため、冷却クーラーで冷やしているROG Phone 8 Proが、短時間の計測でも高いスコアを示したと考えられる。

 次にSNSでは未だに日によってはコメント数がトップの『原神』を取り上げてみたい。『原神』は画質を「最高」にし、フレームレートを「60」にしてフレームレートを計測した。

『原神』の設定

©COGNOSPHERE. All Rights Reserved.

 『原神』はROG Phone 6でも平均50fpsをキープ。ROG Phone 8は1~2フレーム、Zenfone 11 Ultaraに負けているが、まあ誤差範囲だろう。

 今度は『原神』のようなアニメーションアクションRPGとして注目を集めた『鳴潮』をピックアップ。画質は「高」、フレームレートは「60」にして計測している。

『鳴潮』の設定

©KURO GAMES. ALL RIGHTS RESERVED.

 傾向としては『原神』と同じで、Zenfone 11 Ultraは、ほぼ60fps貼り付きでプレイできていた。PC版は内蔵GPU性能が高めのCPUでもフルHDでも動作が厳しかったが、Android版は最適化がより機能しているのか、ROG Phone 3でも「高」画質で平均49.9fpsと、そこそこ快適に動作していた。

 最後にキャストによるデビューライブ開催で、今まさに盛り上がっている『学園アイドルマスター』の動画も確認したい。画質は「最高」、フレームレートを「60」にして計測した。

『学園アイドルマスター』の設定
ライブ撮影で花海 咲季の「Fighting My Way」視聴時のフレームレートを計測した

©Bandai Namco Entertainment Inc.

 他のゲームでは冷却クーラーの効果か、ROG Phone 8 Proが高フレームレートの維持を見せたが、『学園アイドルマスター』では何故かZenfone 11 Ultraが、ほとんど同じくらいの快適度をみせた。

普段使いには申し分ない性能!ゲームも快適

 Zenfone 11 Ultraは現状最高峰の性能に、普段使いでは十分なカメラ性能、ビジネスでも使えそうなAI機能を備えた完成度の高いハイエンドスマホだ。価格はメモリ12GBモデルが13万9800円で、16GBのモデルが15万9800円と競合のハイエンドスマホとほぼ同じ価格帯だ。

 ゲーム用途を謳うROG Phoneも8からおサイフケータイに対応したが、こちらもFeliCaを搭載し、IP65/68防水・防塵対応と普段使いの利便性も同様だ。

 違いはデザインと、AI機能に翻訳やリアルタイムの文字起こしが追加されたこと。GoogleのPixelやSamsungのGalaxyと比較した訳ではないので精度に関してはどれほど優秀か筆者には分からないが、あまり頻繁に使わないが、思わぬところで会話が通じない人と話す機会などには使えそうだ。

 ゲーム向けのブランドではないが、搭載するSoCがROG Phone 8と同じなため、ゲーム性能も似通っている。専用クーラーは付属していないが、ゲームによってはほぼ変わらない性能で動作する。

 ROG Phone 8にはAir Triggersやジェスチャー操作、キーマッピングと、ゲームに関する付加機能がより満載だ。ゲームに特化した機能を使いたいならROG Phone 8、最近流行りのAIによる翻訳や音声のテキスト変換なども仕事などに活かしつつ、普段使いも快適なハイエンドなスマホが良いという人は、Zenfone 11 Ultraを検討してみると良いかもしれない。

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