文●ハッチ

ASUSは2024年7月3日にZenfneシリーズの最新モデル「Zenfone 11 Ultra」を発表し、予約も開始した。発売日は7月5日、メモリが16GBで512GBのストレージを搭載した2モデルと、12GBメモリ、256GBのストレージを備えた4モデルの計6モデルをラインアップ。
直販価格は前者が15万9800円(税込)で、後者が13万9800円(税込)となっている。カラーバリエーションはデザートサンド、エターナルブラック、ミスティグレー、スカイラインブルーの4種類だが、メモリ16GB&ストレージ512GBモデルは、エターナルブラックとスカイラインブルーの2種類となっている。

Zenfoneシリーズは、Zenfone 7(6.67インチ)以降ディスプレイサイズが5.9インチと片手で操作できる小型ボディをウリにしていたが、Zenfone 11 Ultraは“Ultra”という表記が追加され、6.78インチと大画面に変更。
また、AI機能を前面に押し出している。さらにSoCはQualcomm「Snapdragon 8 Gen 3」と、同社が5月17日に発売したゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8」と同じものを採用した、高性能な製品となっている。
筆者はメモリ16GB&ストレージ512GBのスカイラインブルーのモデル「ZF11U-BL16S512」をASUSより事前にお借りした。
ASUSによると、ROG Phone 8と内部構造は同じで、安定した高いパフォーマンスを維持できるとしているが、違いは“急速冷却用ヒートシンク”を搭載しないのと、ROG Phone 8のオプションである冷却クーラー「AeroActive Cooler X」に対応していない点としている。
そこで、Zenfone 11 Ultraならではの機能を確認しつつ、長時間ゲームをプレイするモバイルゲームユーザーの厳しいニーズに応えるROG Phone 8と性能差も見ていきたい。
リフレッシュレートは144Hz
まずはZenfone 11 Ultraの基本的なデザインやスペックのおさらいをしておこう。今回お借りしたモデルのSoCは前述したようにオクタコアのQualcomm「Snapdragon 8 Gen 3」を搭載。メインメモリ(RAM)は16GB(LPDDR5X)、ストレージ(ROM)がUFS 4.0の512GBと、ROG Phone 8 Proとまったく同じだ。
ディスプレイは解像度が2400×1080ドット(フルHD+)で6.78インチのAMOLED。リフレッシュレートは自動/120Hz/60Hzと選択できるが、同社のゲームアシストツール「Game Genie」からは144Hzが選択できる。また、22%再生ガラスを採用している。

フレームは100%再生アルミニウムを使用した環境にも配慮した構成となっている。背面はマットな手触りで、人という文字をモチーフとしたシンプルなデザインが洗練されたデザインに昇華している。

左側面と上部にはインターフェースやボタン類はなく、右側面に電源ボタンと音量調整ボタン、下部にUSB Type-Cと3.5mmのイヤホンジャックを備える。ROG Phone 8は左側面にUSB Type-Cがあったが、下部のインターフェース、右側面のボタンの配置は似通っている。




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