パフォーマンスモードは4段階
AYANEOのロゴが描かれたAYANEOボタンを押すと、いつでもクイックセッティングメニューが表示できる。クイックセッティングメニューでは、パフォーマンスやコントローラーの設定などが行なえる。
パフォーマンスは「Max」、「Game」、「Blance」、「Saving」の4段階。Max時のCPUクロックは3360MHzでGPUクロックがゲームプレイ時に1000MHzとなっていた。GameではCPUクロックが2803MHz、GPUクロックが295MHz。Blance時はCPUクロックが1300MHz前後から2000MHz前後、GPUクロックが295MHz。SavingモードではCPUクロックが672MH、GPUクロックが220MHzとなっている。

また、Performance Overlayを有効にすると、画面上にCPUやGPUのクロックなどが表示される。

コントローラーの設定では、バイブレーションの仕方や、トリガー、ジョイスティックなどの設定ができる。




コントローラー操作非対応のゲームもキーマッピングで操作可能に
AYANEO Pocket Sでは、一部コントローラー操作に対応したゲームを、ゲームパッド部分で操作できる。また、コントローラー操作が非対応で、画面上に表示されたバーチャルパットで操作するゲームであっても、キーマッピング機能で物理キーを割り当てれば操作できるようになる。



ちなみに、キーマッピングではジョイスティックの操作範囲や、感度も調整できる。また、割り当てたキーの透過度も変更できる。キーマッピングはゲームごとに設定でき、「Save」することで、次回以降も使用できるようになる。

クラウドゲーム&リモートもプレイできる

AYANEO Pocket SはGeForce NowやSteam Linkなどを使えば、PCゲームを無線LAN経由で楽しめる。ドックを使って有線LANで接続している際は、遅延も少なくFPSなども遊べる可能性があるが、無線LANで接続するなど通信環境によっては遅延は大きくなる。
そのため、競技性の高いゲームで対戦する場合はオススメできないが、ソロのアクションゲームやRPG、アドベンチャーゲームをプレイするなら高解像度で快適に遊べる。

GeForce RTX 4080ベースのサーバーを使えるGeForce NOW Ultimateを実際に試したところ、やや筆者の自宅のネットワーク環境が足らないとは出たが、それでもやや動作が重い『ドラゴンズドグマ2』が60fpsほぼ張り付きでプレイできた。
ちなみにPS Remote Playは、本来PlayStation認証のコントローラーを接続していないと、物理コントローラー操作ができない。しかしながら、Android版のPS Remote Playは、画面タッチ操作の仮想コントローラーで操作できるため、前述したキーマッピングでキーを割り当てることで、リモートプレイできる。
ただし、やはり遅延があるので競技性の高いゲームプレイは、あまりオススメできない。また、Rスティック押し込み、Lスティック押し込みの操作は、画面のダブルタップで機能する。そのため、他のキーのない場所にカスタムキーを配置してダブルクリックするか、その操作のみ画面タッチ操作する、といった変則的な操作になるため、決して快適とは言えない。
やはり操作に数多くのボタンを必要とするようなゲームには向かないので、あくまでどうしてもAYANEO Pocket Sで、PS Remote Playしたい時の裏技的な使い方と思った方が良い。もちろん、ボタン操作が少なく、素早くボタンを押す必要がないアドベンチャーゲームなどは、十分快適にプレイできるので、ジャンルによってはアリといったところだ。

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