パフォーマンスが倍増する場面も!AFMFの効果は絶大
それでは、実際に「Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」で、AFMFを用いるとゲームでどの程度のパフォーマンスを発揮するのか見てみよう。今回、テストに使用した環境は表のとおりで、基本は前述のPC構成案に沿っているものの、CPUクーラーなど一部は手元にあったものを使用している。

構成案と異なる箇所は、CPUクーラー、ストレージ、メモリー、電源、PCケースなので、ゲームパフォーマンスについては、構成案とテスト環境とで大差はないと判断している。なお、テストはケースに組み込まない、いわゆるバラックの状態で行っている。

平均フレームレートが1.8倍以上に!
それでは、「モンスターハンター:ワールド」の結果から見て行こう。ここで、グラフィック設定から「最高プリセット」を選択したうえでゲームをプレイ。その間のフレームレートをAMD Softwareから測定している。



さて、その結果だが、AFMF無効では1920×1080ドットで1パーセンタイルフレームレートが136.7fps弱、平均フレームレートが142.6fpsと、良好な結果を残しているものの、3840×2160ドットでは平均フレームレートが40fpsを上回るのがやっとといったところ。
しかし、AFMFを有効にすると、平均フレームレートは80~85%伸び、1パーセンタイルフレームレートも66~76%も向上し、ゲームの快適度は一変している。
特にAFMFを有効にすると、3840×2160ドットで1パーセンタイルフレームレートが60fpsを大きく上回っている点は評価できる。モンスターハンターは2025年に「モンスターハンターワイルズ」の発売が予定されており、モンスターハンター:ワールド系列の後継作品と言われている。
そのため、モンスターハンター:ワールドにおいてAFMF有効でこれだけ高いパフォーマンスを発揮するのであれば、モンスターハンターワイルズも快適に遊べそうだ。
WQHDでは1パーセンタイルでも85fps超え
続いて「Cyberpunk 2077」では、クイックプリセットから「レイトレーシング:ウルトラ」を選択。その状態でゲームに用意されたベンチマークモードを実行し、その間のフレームレートをAMD Softwareで計測している。



ここでもAFMFの効果は絶大で、平均フレームレートはほぼ倍増し、1パーセンタイルフレームレートも83~90%の伸びを見せている。さすがに、AFMFを有効にしても3840×2160ドットでは1パーセンタイルフレームレートが60fpsを割ってしまうものの、2560×1440ドットでは80fpsを超えており、レイトレーシングを有効にしてこの結果はかなり優秀だ。
コメント
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gpuウオーターブロックって何でしょ
CPUの間違いです。修正致しました。