今ならSteel Legendシリーズをベースに白色の自作PCが合計22万円台で組める!
それでは、AFMFを利用する前提で、コストを抑えつつゲームが快適にプレイできる白色を基調としたPC構成をご紹介したい。今回は、CPUにRyzenを、GPUはAFMFを利用するためRadeonをそれぞれ使用し、パーツ選びを行ってみた。
CPU:AMD「Ryzen 7 7700」
実売価格:4万6000円前後

まず、CPUは8コア16スレッドで価格も実売で4万円台の「Ryzen 7 7700」を選択。最大動作クロックは5.3GHzと高く、L3キャッシュも32MBと十分な容量を備えており、ゲーミング用途でまったく不足はない。また、CPUクーラーはRGB LEDを備えた「Wraith Prism」が付属している。

Ryzen 7 7700のTDPは65Wだが、Wraith Prismは105Wまで対応しているため性能的に問題はない。特により静音などのこだわりがなければ、この付属のクーラーを使うことで費用も抑えられる。

マザーボード:ASRock「B650 Steel Legend WiFi」
実売価格:3万7000円前後

そのCPUに合わせるマザーボードとしては、お買い得感が高いAMD B650チップセットを採用したモデルを選びたい。なかでも、ASRockの「B650 Steel Legend WiFi」は、電源部が14+2+1フェーズ構成で、80Aにまで対応するDr.MOSやコンデンサに2万時間の製品寿命を誇る「Long-lasting Black Caps」を採用するなど豪華な作り。基板やヒートシンクは、白色のものでまとめられており、今回のコンセプトにマッチしている。
また、PCI Express(以下、PCIe) x16スロットやM.2スロットはGen.5に対応している点も見逃せない。通信機能は2.5GbEに対応した有線LANのほか、Wi-Fi 6E対応の無線LANを搭載。Bluetooth 5.2もサポートしているため、周辺機器を簡単に使用できる。
Relatek ALC4082コーデックによる7.1ch HD Audioを実現し、オーディオアプリケーションの「Nahimic」も用意されており、ヘッドセット接続時にはバーチャルサラウンドが利用できる。
そのほか、背面にUSB 3.2 Gen 2×2(Type-C)とUSB 3.2 Gen 2(Type-A)、それにUSB 2.0を4つ備える。さらに前面用としてUSB 3.2 Gen 1(Type-C)、USB 3.2 Gen 1(Type-A)が4つ、USB 2.0が4つ用意されており、拡張性はかなり高い。それでいて価格は、実売で3万7000円前後とリーズナブルなのもうれしいところ。
メモリ:Corsiar「CMK32GX5M2B5200C40W」
実売価格:1万7000円前後

メモリは必然的にDDR5 SDRAMとなるが、ゲーミング用途を考えると32GBは欲しいところ。そこで、Corasirの16GBが2枚組となったCMK32GX5M2B5200C40Wをチョイス。
独自デザインのヒートスプレッダが装着され、全体に白色でまとまっており、白色のマザーボードとの親和性も抜群だ。価格は実売で1万7000円前後とリーズナブルだ。
ストレージ:Crucial「CT1000T500SSD8JP」
実売価格:1万5200円前後

ストレージは昨今のPCゲームの容量を考慮すると、1GBは欲しいところだ。しかし、高価なPCIe 5.0対応モデルより、PCIe 4.0対応モデルのほうが価格を抑えるなら現実的だろう。
そこで、信頼性の高いCrucialのT500の1TBである「CT1000T500SSD8JP」を選択した。シーケンシャルリードは最大7300MB/s、シーケンシャルライトは最大6800MB/sで、ゲーミング用途で十分な速度を誇る。
ビデオカード:ASRock「Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」
実売価格:6万6800円前後

冒頭でも触れたように、ビデオカードにはGPUにRX 7700 XTを搭載したASRockの「Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」をチョイス。このカードは、GPUクーラーとバックプレートが白色で、3基のファンを通して光るLEDがかなり映える印象だ。
なお、これらのLEDは設定ツールの「ASRock Polychrome SYNC」(Version 1.0.34)でイルミネーションの制御が可能。また、製品名からも分かるとおり、ゲームクロックを2276MHzに、ブーストクロックを2599MHzに引き上げたクロックアップモデルで、高い性能が期待できる。
GPUクーラーの3基のファンは、ブレードに2本の線状の突起が設けられた「Striped Axial Fan」仕様で、ASRockによるとこれによりエアフローが強化されているとのこと。さらに、負荷が低い状態ではファンの回転を停止する「0dBサイレントクーリング」という機能も用意されている。
また、CPUクーラーには5本のヒートパイプが用いられ、しかもそれらがCPUウォーターブロックに直接触れる構造を採っているほか、CPU枕がメモリーチップにも接しており、冷却はかなり力が入っている。そして、電源部には最大50Aに対応したDr.MOSや、飽和電流を最大3倍に増加させるパワーチョークを採用しており、機能性も良好だ。
そのほか、設定アプリケーションの「ASRock Tweak」(Version 2.0.63.4)を用いて、動作クロックを高める「OC Mode」やファンの動作音を低減させる「Silent Mode」といった動作モードも利用可能だ。価格も競合他社製品が7~8万円台が多いところ、ドスパラの期間限定特価として6万6800円と、記事執筆時点ではかなり安価になっている。

電源:ANTEC「NeoECO Gold NE1000G M WHITE ATX 3.0」
実売価格:2万3200円前後

電源も白色にこだわるべくANTECの「NeoECO Gold NE1000G M WHITE ATX 3.0」を選択。この電源は定格出力が1000Wで、80PLUS GOLD認証を取得。さらに、今回の構成では使用しないものの、12VHPWRに対応した16ピンコネクタが用意されており、変換コネクタを介する必要がない。
また、フルモジュラー仕様となっているため、必要なケーブルだけを装着すればよく、煩雑になりやすい電源ケーブルもまとめやすい。価格も実売で2万3200円前後と手ごろだ。
PCケース:NZXT「H6 Flow」(CC-H61FW-01)
実売価格:1万7500円前後

PCケースも当然、白色のモデルということでNZXTの「H6 Flow(CC-H61FW-01)」に白羽の矢を立てた。このケースはフロントパネルとサイドパネルに強化ガラスを使用しており、内部が非常に見やすい点がユニーク。
LEDのイルミネーションだけでなく、内部にフィギュアなどを置いて飾りたいと考える人にとっては食指が動くモデルだ。価格は実売で1万7500円前後と魅力的。
以上のパーツ構成で計22万円弱、同じようなパーツ構成のBTO PCでも、OS込みでもほぼ同じ価格帯。堅実な耐久性があり、信頼の高いSteel Legendシリーズを採用していることを考慮すれば、コスパの良い構成となっているのでオススメだ。ただし、ビデオカードは特価価格が早々に終わってしまう可能性があるので、気になる人は購入を急いだほうが良い。

※価格は記事執筆時点でのもの。時期によっては異なる。
コメント
コメント一覧 (2件)
gpuウオーターブロックって何でしょ
CPUの間違いです。修正致しました。