文●ハッチ

ASUSは2024年5月17日からゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8 Pro」および「ROG Phone 8」の販売を開始した。ROG Phone 8 Proの直販価格は17万9800円、ROG Phone 8は15万9800円。また、ROG Phone 8 Proに専用の外付けクーラー「AeroActive Cooler X」を同梱した数量限定版「ROG Phone 8 Pro Edition」を21万9800円で販売。
いずれもプロセッサであるSoC(System on a Chip)はオクタコアの「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載。メインメモリ(RAM)はLPDDR5Xで、ROG Phone 8 Pro Editionのみ24GB、ROG Phone 8 ProおよびROG Phone 8は16GB。ストレージ(ROM)はUFS 4.0で、容量がROG Phone 8 Pro Editionが1TB、ROG Phone 8 Proが512GB、ROG Phone 8が256GBになっている。
ROG Phoneは2018年に初めて同社のゲーミングブランド「ROG」の名を冠して登場。その後、ROG Phone 2、ROG Phone 3(4はスキップ)と続き、ゲーミングスマートフォンの先駆けのシリーズとして知られている。
ROG Phoneシリーズは、その時期の最新のSoCを搭載し、ハードウェア処理を最適化してゲームプレイ時の性能を向上させるXモードを実装する。そのため、ゲームプレイに関しては最高峰の性能を有するが、おサイフケータイ機能を持たないなど、国内で普及する日常生活に便利な機能が非搭載といった弱点も抱えていた。
しかし、今回のROG Phone 8では、おサイフケータイも実装。カメラ機能もより高性能になり、最高峰のエンタメが楽しめるだけでなく、その高い性能を活かして日常生活での利便性も向上したスマートフォン(スマホ)へと昇華している。
筆者は初代と3、6と購入し、今回ROG Phone 8 Pro Edition(以降、本稿ではROG Phone 8 Proと記す)も入手した。加えて、ASUS様よりProなしのROG Phone 8をお借りしたので、最新モデルのラインアップの外観比較や、旧製品からどれだけ性能が向上したかを中心にレビューしてみたい。
p1:ディスプレイ性能について
p2:背面デザインやアニメーションの設定
p3:付属ケースやインターフェースの紹介
p4:冷却クーラー歴代比較&カメラ機能の作例
p5:AI壁紙作成機能とXモードの紹介
p6:ゲームプレイ中のアシスト機能解説
p7:ROG Phoneシリーズ5製品の基本ベンチ比較
p8:ROG Phoneシリーズ4製品での実ゲームフレームレート比較
<検証タイトル>
・『原神』
・『鳴潮』
・『学園アイドルマスター』
・『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』
・『俺だけレベルアップな件:ARISE』
・『ヘブンバーンズレッド』
・『アリス・ギア・アイギス』
さらに明るくなり視認性がアップ!
ディスプレイは2400×1080ドット(フルHD+)で6.78インチのサムスン製AMOLED。スマートウォッチなどに採用される、省電力で画面のリフレッシュができるLTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide)技術と、最大輝度2500nitsで省電力かつ明るく見やすい画面になっている。

ROG Phone 8はファントムブラックとレベルグレーの2色展開。Aura RGBライティングを有効にすれば、背面のROGロゴがカスタマイズに応じて光る。
コメント
コメント一覧 (4件)
世間の評価が予想より遥かに下回ってるイメージかな。
やっぱキャリアで売れないと色々弱いんかな。
ROG8はゲーミング特化ではなく普段使いのスマホとして前機種のROG7から大幅なコンセプトチェンジをしたので、比較するのであればROG7も含めないと意味が無いのではないでしょうか?
とはいえROG8には最新のSoCを搭載しているので性能ではROG8の方が勝るでしょうが、冷却性能を含めてROG7とどれほどの差があるのか気になりますね。
おっしゃられるとおり、できれば1つ前の製品との比較はしたかったですが、今回は時間の関係もあり、自分の私物のみで検証を行いました。なかなか旧製品は借りれないこともあるので、確認してみないと分かりませんが、借りれる機会があれば検討致します。ご意見ありがとうございます。
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