Claw A1M用のアクセサリも販売中!
ゲーム機型PCを購入する際に、いつも迷うのがアクセサリ類だ。もはやスマートフォンと同じで、液晶保護フィルムは当たり前として、最近は専用ポーチがあるのは当たり前になってきている。
なにせ、鞄の中にそのまま入れたりすると、本体がやや飛び出しているアナログスティックが、なにかに圧迫されて折れる、といった可能性が否定できない。大抵のメーカーはバラバラに別売りだったり、サードパーティー製の製品を個別で購入するのだが、MSIはそんな人の悩みを一気に解決するアクセサリキットを用意している。

販売ページ:https://jpstore.msi.com/shopdetail/000000000649/
アクセサリーキットは専用ポーチと、液晶保護ガラスフィルム、ストラップ、キーホルダーがセットになっている。
専用ポーチは、開くとケーブルなどが入れられるメッシュポケットと、小物用ポケットがあり、内カバーを開くと裏に液晶部分に当たる柔らかいクッションが備わっている。この段差でアナログスティックを保護するといった仕様だ。
他の機種の専用ケースは、アナログスティックの位置にぴったりと穴が開いている製品が多く、形状が変わると使えない。その点、この専用ポーチはある程度汎用性が効きそうだ。同社の次世代機にも対応できたら嬉しい。





アップデートでゲームによっては現行最高クラスの性能に
筆者は発売直後に触れる機会がなかったので、最初の性能がいかほどだったのかが分からないが、MSI Claw A1Mはユーザーの不満にすぐ対応し、BIOSとGPUドライバのアップデートでゲームによっては、現行最強クラスの性能にまで引き延ばされている。
特にスクウェア・エニックスの定番ベンチマークのスコアは高く、ゲームエンジンによっては、ゲーム機型PCのシェアを独占していたAMD Ryzenプロセッサーの牙城を崩しかねない。
また、いち早く次世代無線LAN規格のWi-Fi 7に対応しているため、すでにクラウドゲームサービスを使っていて、寝転がってゲームがプレイできる携帯ゲーム機型PCが欲しかったんだ、といったユーザーにはオススメ。
Wi-Fi 7が備えるMLOは、今まで長く続く、周波数ごとに接続し、使っていない周波数があるといった状況を改善し、大幅に速度を向上する。しばらく無線LANルーターを買い換えていなかった、といった人にもWi-Fi 7対応が買い替え時、と即答できるほどの進化だ。
もちろん、今はハイエンド製品から登場しており、なかなかに高価なので、アンテナ数が2×2の廉価モデルが登場したら、購買数が増えると思うが、機能としてあって損はない。
ドックに接続して有線LANに繋がなくても、容量の多いPCゲームのダウンロードが高速になるだけでも魅力的。ただし、最初に思っていたほどにバッテリーベンチの計測結果が悪かったことだけは、やや不安が残る。
価格は今回紹介したCore Ultra 7 155Hを搭載する「Claw-A1M-002JP」が13万9800円、Core Ultra 5 135Hを採用する「Claw-A1M-003JP」が9万9800円。Core Ultra 5の性能は分からないが、どちらもWi-Fi 7には対応。
今回のアップデートでGPU性能が向上し、他機種とそん色ないなら価格的にもお買い得な部類とまで言えるようになった。
競合メーカーの次世代機も耳にするが、まだしばらく発売されるまで時間もあるので、いち早く快適な通信でPCゲームを楽しみたい人は、購入を検討してみてもよいのではないだろうか。
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