『原神』や『バニーガーデン』は60fps貼り付き!
では、最後にいくつかのゲームでのフレームレート計測結果を見ていきたい。まずは人気FPSとして良く計測に使われる『Apex Legends』。『Apex Legends』はプリセットがないので、起動時の設定をデフォルトとし、垂直同期をオフにしてCapFrameXでフレームレートを計測。


© 2024 Electronic Arts Inc.

『Apex Legends』はフルHDだと平均45.6fpsと、30fpsは軽く超える結果に。筆者が以前計測したROG Allyとは誤差くらいしか違わない。1280×720ドットのHDだと、平均フレームレートがROG Allyよりも3fpsほど低い。誤差とも言えるが、『ドラゴンクエスト10』や『FF14』ベンチマークソフトのスコア差のような差はないので、ゲームによるといったところか。
次は昨年、かなりの人気を博したフロム・ソフトウェア『アーマード・コア6』でフレームレートを計測。ロボットゲーム好きの筆者の完全に趣味である。映像品質は「高」、フレームレート上限は120にして計測した。


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リアリティーの高い3Dモデリングのゲームであるためか、『Apex Legends』よりは動作が重い。フルHDで平均33.9fpsとギリギリ30fpsを超えるが、最小値は27.4fpsなので、ソロでプレイして気にならなければOKといったところ。
明らかに画面がカク付くことはなかったが、1280×720ドットでは平均50fps超えなので、解像度を落とした方が無難だろう。
今度はつい最近爆発的に人気を博したqureateの『バニーガーデン』をピックアップ。qureateのゲームは画質設定がないので、解像度のみ設定し、フルスクリーンで計測している。


©2024 qureate

『バニーガーデン』は60fpsまでしか出ないと思われるので、最大値はシーンの切り替えか何かに瞬間的に計測した値として考慮しないでおきたい。フルHDでも平均60fpsと、ほぼフレームレートが貼り付いている。この軽さだと、古い機種でも割と快適に動きそうだ。
次は未だに多くのプレイヤーがいる人気オープンワールドアクション『原神』でフレームレートを計測。画質設定は「高」、レンダリング精度は「1.0」にして、垂直同期をオフにして測定した。


© COGNOSPHERE

原神はフルHDでわずかに平均フレームレートが60を下回ったが、概ね良好。最小値も34.7fpsと30fpsを超え、プレイ中に特に重くなることもなかったので、激しいエフェクトがあるボス戦などで重さを感じない限り、フルHDでも快適に遊べそうだ。
最後に格闘ゲームとして比較的新しい『鉄拳8』をチョイス。本作はインテルのアップスケール技術「XeSS」に対応しているところが採用理由だ。


©Bandai Namco Entertainment Inc.

『鉄拳8』は画質が「低」でアップスケール技術を使って、ようやく1280×720ドットで平均56.2psとまあまあ快適に遊べる動作になった。解像度は低くても、Claw A1Mはディスプレイサイズが7インチと小型なので、思った以上に粗は目だたない(もちろん高解像度映像を見た後だと物足りなさは感じるが)。
とはいえ、最新の3D格闘ゲームがここまで動作するだけでも立派といったところだろう。
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