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キーボードがない不便を解消する機能が光る!ゲーム機型PCでは初Core Ultra&Wi-Fi 7を採用した「MSI Claw A1M」レビュー

MSI Center Mで各種設定が行なえる

 Claw A1MにはMSI独自のシステム管理ソフト「MSI Center M」がプリインストールされている。ボタン1つで起動し、インストールしているゲームを一覧表示するライブラリ機能の他、パフォーマンス設定、操作の設定、クイックセッティングの編集、そのほか各種設定などが行なえる。

 ゲームのライブラリ機能は、AMDやNVIDIAといった半導体メーカー純正管理ソフトなどにもあるが、最大級のPCプラットフォームであるSteamのゲームは、インストールすると認識するものの、他のPCプラットフォームや日本国内だけで普及しているDMM GAMES PLAYER、後述するMSIが配信するスマホゲーム用のエミュレーター「MSI App Player」でインストールしたゲームは、自動で追加されないことが多い。

 しかしながら、MSI Center MではDMM GAMES PLAYERやMSI App Playerでインストールしたゲームも、自動的にライブラリに表示された。これは割と珍しい。DMM GAMES PLAYERは国内だと『ウマ娘 プリティーダービー』などの人気ゲームがインストールできるので、自宅ではClaw A1Mを大型のディスプレイに接続して、そうしたゲームをプレイする際にも重宝する。

MSI Center Mは、上部にPCプラットフォームのアイコンが並び、必要なプラットフォームをリンク先から手早く入手できるほか、中央にインストールしたゲームのアイコンが並び、下部に各種設定用のアイコンが並ぶ
Steamのゲームだけでなく、MSI App Playerからインストールしたスマホゲームや、DMM GAMES PLAYERからインストールしたゲームも自動的にアイコンが並んでいた
ゲームライブラリは一覧表示も可能

 パフォーマンス設定では、「性能重視」、「バランス重視」、「省電力重視」のほか、AIによって最適化する「AIエンジン」を搭載。これも他の機種では見ない、最近の流行に則った機能。どういった優先順位で調整するのかは不明だが、ユーザーが普段良くプレイするゲームや、プレイ時間に合わせてパフォーマンスや電力消費などを設定してくれるなら、自分で細かく設定を調整するのが面倒な人は、「AIエンジン」を選んでおくのが良さそうだ。

パフォーマンス設定では、「AIエンジン」といったユーザーの利用に合わせて最適化する機能も備えている。これは性能のみならず、オーディオやライティング機能にも影響する
パフォーマンス設定の詳細設定では、ファン動作の調整も行なえた

 ゲーム機型PCでは、ゲームパッドの動作が機種によって若干異なる。物理スイッチでゲームパッドと、アナログスッティックをマウス操作に割り当てるデスクトップモードとに切り替えられるものや、特定のボタンを長押しすると、マウスカーソル動作に変わるものなどさまざまだ。

 Claw A1Mの操作設定は、後述するクイックセッティングで「ゲームパットモード」と「デスクトップモード」を切り換えるのだが、そのキーカスタマイズはMSI Center Mの操作設定で行なう。

操作設定で「ゲームパットモード」時と「デスクトップモード」時のキーカスタマイズができる
デスクトップモード時のデフォルト設定
ゲームパッドモード時のデフォルト設定
スティックは反応しないデッドゾーンや、スティック操作が反映される範囲「外側のしきい値」が自分好みに設定できる
トリガーの反応範囲も設定できる
バイブレーションの強さも設定できる
マクロ機能を作成し、M1/M2ボタンに適用できる
ショートカット機能を確認できる

 ボタンの割り当てやスティック、トリガーの調整は、もはやゲーム機型PCにとっては標準機能だが、製品によってはマクロ機能がなく、カスタマイズできるボタンには用意された機能を割り当てるのみの場合もある。

 一方で、Claw A1Mはゲーミングキーボードなどに良くある、操作を録画してある程度複雑なコマンドを入力できるマクロ機能を備えるため、汎用性は高そうだ。

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