文●ハッチ

Nianticは好評配信中の位置情報を利用した人気ゲーム『Pokémon GO』(ポケモンGO)の新しくなった「GOスナップショット」説明会および体験会を都内で実施。NianticでUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーを務める石塚尚之氏が登壇して、「GOスナップショット」の進化ポイントについて解説した。

また、冒頭には「GOスナップショット」のテクニカルな部分の開発に携わったKeir氏が、ニュージーランドからビデオで参加して挨拶した。Keir氏によると、「GOスナップショット」の開発はニュージーランドと日本、そしてアメリカの3つのチームが力を合わせて作ったという。

『ポケモンGO』は2016年にポケモンたちとARで出会えるアプリとしてリリースされた。そして、2019年2月に捕まえたポケモンたちと自由に写真が撮れれば新しい遊びになるんじゃないかと考えて、捕まえたポケモンたちをいつでもどこでも撮れる機能「GOスナップショット」をリリースした。
今までもたくさんの人が「GOスナップショット」で素晴らしい写真を撮ってくれていたが、同社はこれまでの「GOスナップショット」の良さを残しつつ、よりパワーアップしたカメラを提供できないかと考えたという。そして、「誰でも、簡単に、ポケモンたちと楽しい写真が撮れるカメラ」を作ろう、というコンセプトを持って、「GOスナップショット」をアップデートするに至ったという。
今回のアップデートは、本日2024年5月8日のAM6時半より随時(ユーザーごとに順次行われるため、人によって更新時間が異なる)行われるという。主な進化ポイントは以下のとおりとなっている。
1、1人で3匹のポケモンを選び、撮影できる
2、誰でも簡単にポケモンたちと素敵な写真が撮れる
3、よりポケモンらしく撮影できる
4、表情豊かな写真が簡単に撮れる
5、ステッカーで、デコれる

同社はなぜポケモンを3匹まで選んで撮影できるようにしたかについて、「ポケモンが2匹以上いると、物語が生まれる」、それにより幅広い写真が楽しめると考えたから、と説明した。

誰でも簡単にポケモンたちと素敵な写真が撮れる
また、カメラで撮るというのは、今撮影したいと心が動いた瞬間に撮影できることが重要だと考え、ホーム画面中央のメインボタンを押して、画面を遷移した先にカメラアイコンが表示され、手早く撮影ができるようになった。

さらに、この新しい「GOスナップショット」で何ができるかをまとめたページも用意したと解説。スライドショーで説明が表示されるため、始めて使う人でも分かり易く本機能を理解できるようだ。

ポケモンは、動きの大きいものもいれば、表情豊か、逆にあまり動かないポケモンもいる。そうしたいろんな種類がいるなかで、上手く撮影するには、どのポケモンをどの瞬間に出すかを理解する必要があり、その部分をカメラ側でサポートするため、オススメのグループを1つのパネルにまとめているという。
たとえば、花に合うポケモン、空に浮かべると映えるポケモンたち、とシーンに合わせたグループがセレクトされている。このようにセレクトされたポケモンは、サイズ感も近いものなので、まとまりの良い写真に仕上がるとのこと。

加えて、当然自分でポケモンを選んで撮影もできる。慣れて来たら自分でポケモンを選んで、自分らしい撮影を楽しんで欲しいと石塚氏は語った。

任意の位置に簡単にポケモンを取り出せるようになった
ポケモンは従来どおりタップした場所にモンスターボールを投げて取り出す他、ドラッグした円の範囲にモンスターボールを投げて取り出すことも可能。空を飛ぶポケモンの場合は、青いラインを超えてドラッグすると、より高い位置にポケモンを取り出せる。

さらに、スマホを上に傾けると、高さだけでなくより遠くにポケモンが取り出せる。


そのうえ、右下の回転を示すアイコンを使うと、ポケモンの近くにおもちゃを表示させ、そのおもちゃに興味を持ってポケモンがおもちゃの方向に向くので、複数のポケモンが同じ方向を向いた写真が簡単に撮れるようになった。


複数のポケモンの表情を変えて撮影ができる
また、新しい「GOスナップショット」では複数のポケモンが同時に良い表情をした写真が簡単に撮影できる方法が2つあるという。1つは集合写真のボタンを押すと、ポケモンがカメラの方を向き、自動的ににこやかな表情の写真が3枚撮れる。
ただし、この方法ではカメラの方を向いた写真しか撮れない。しかしながら、表情ボタンを押すとポケモンが嬉しい表情やカッコイイ表情になるので、より自由な表現で撮影が行なえるとしている。


ステッカーを使って、さらに表現力をアップ
石塚氏によると、今までユーザーは「GOスナップショット」で撮影をするが、意外にSNSに投稿していないという。その理由は、自分らしさの表現や伝えたいメッセージが明確な写真が撮れないから、とのこと。
そのためステッカーを使って、自分らしさを表現して欲しいとアピール。ステッカーはピンチイン、ピンチアウト、角度も変更できる。ステッカーは消費アイテムであり、試しに貼り付けただけでは消費しないが、ステッカーを使って写真を保存すると消費する、とのこと。

また、写真の表現力を増すための新しい「デコステッカー」を新たに追加。デコステッカーはハートや星といったステッカーになるが、ポストカードには貼れず、写真にのみ使用できる。通常のステッカーよりも、よりメッセージ性の強い写真を作れるとしている。

ステッカーはさまざまな方法でリワードとして提供される予定だが、ショップにある他、まず最初に新しい「GOスナップショット」で撮影する際にスペシャルボックスとして、それなりの枚数が無料で配布されるとのこと。
その他、新しい「GOスナップショット」のパワーアップポイントは以下のとおり。
1、写真がよりきれいになりました
2、ARブレンディングがよくなりました
3、カメラを横に構えてもARブレンディングが使用できるようになりました
4、それぞれのポケモンの大きさが実際に
5、連射とタイマー機能


会の最後には、Keir氏が今回のこの機能がより多くの人が写真を撮る機会になってくれたら嬉しいし、本機能を使った写真をSNSなどで見られるとすごく嬉しいです、とコメント。
また、体験会では各メディアが新しい「GOスナップショット」撮影を楽しんだ。その一部写真をお届けしたい。今回紹介された機能は、本日2024年5月8日AM6時半より順次更新される予定とのことなので、機能が追加されたら試してみてはどうだろうか。






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