文●ハッチ
NVIDIAが提供する最新のクラウドゲーミングサービス
NVIDIAは2024年4月4日、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」の自社提供を開始した。

本サービスはGeForce NOW AllianceパートナーのKDDIが2020年より開始した「GeForce NOW Powered by au」がGeForce RTX 3080搭載サーバーへのアクセス提供のところ、より高性能なGeForce RTX 4080 SuperPODを採用。それにより、フルHDで最大240fps、4Kで最大120fpsで動作するUltimateメンバーシップを日本で初めて提供されるのが最大の特徴。
プランと価格はセッション1時間で広告ありが無料、セッション6時間で、広告なし、プレミアムサーバーに優先アクセスし、最大解像度フルHD(1920×1080ドット)/60fpsのPriorityが1790円。セッション8時間、広告なし、GeForce RTX 4080サーバーに独占アクセスし、最大4K(3840×2160ドット)/120fpsのUltimateが3580円となっている。
また、各有料プランを24時間利用できるDay Paasも用意されている。Ultimate Day Passは1300円、Priority Day Passは650円。
同社はパワー不足のWindowsパソコン(PC)やChromebook、Mac、スマートフォン(スマホ)、最近流行りのゲーム機型PCなど、デバイス問わず快適にPCゲームがプレイできるとしている。
加えて、ユーザーはSteamやEpic、GOG、Ubisoft、Xboxのアカウントでログインすることで、それらのプラットフォームで購入したゲームがクラウド経由でプレイできる。
たとえば、Steamで購入したゲームが自分の持っているPCだと、性能不足で高いフレームレートで快適にプレイできなかったとしても、クラウドを経由して高フレームレートで遊べる。
Windows PCのハードウェア要件は、以下のとおり。超ざっくり言うと10年以上前のDirectX 11には対応したCPU内蔵GPUや、外付けのGPUなら動作する、といったところだ。そのほか、動作の遅延に関わるインターネットの要件や、操作デバイスなど、PC以外のデバイスの要件については、公式のシステム要件のページを参照して欲しい。
・動作クロックが2.0GHz以上の速さのデュアルコア x86-64 CPU
・システムメモリが4GB以上
・DirectX 11以上をサポートするGPU
NVIDIA GeForce 600シリーズ以降
NVIDIA GTX 800mシリーズの一部(詳細はリンク先を参照)
AMD Radeon HD 3000シリーズ以上
Intel HD Graphics 2000シリーズ以上

もちろん、高解像度&高フレームレートでゲームをプレイするには、高解像度、高リフレッシュレートに対応するデバイス、ディスプレイが必要となる。そのため、同社はUltimatteメンバーを利用するなら、少なくとも120Hz以上をサポートするディスプレイをオススメしている。
そのうえ、インターネット要件として、720p(1280×720ドット)で60fpsを出すには少なくとも15Mbpsが必要。1080p(1920×1080ドット)で60fpsを出すには25Mbps以上が必要としている。さらにNVIDIAデータセンターからの遅延は80ms未満が必要で、最高のゲーミング体験を得るには40ms未満が推奨されるとしている。
GeForce NOWでは、画面のティアリング(画面のちらつき)を除去し、カクツキ、入力ラグを抑えるNVDIAのG-Syncにも対応。その機能を使うには、NVIDIA GeForce GTX 16シリーズまたはRTX 20シリーズ以降。または、Apple シリコン搭載のMac、2019年以降のIntelベースの一部Macは対応するとしている。
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